e-Tax Macでも出来る 準備 OS X El Capitan | e-Tax確定申告Macで終了
2018/02/20
毎年この時期に苦労するMacでのe-Taxです。
いつもギリギリになって、カードを差し込んで、
エラーになり、慌てて検索し原因探し。
アプリをバージョンアップしたり
それでもエラーが出て困ったり。
今年は少し早めに準備を始めました。
はじめに
e-Taxをめぐるトラブルの状況は様々です。
- コンピュータのOSとバージョンの違い
- カードリーダーの種類
- カードの種類(マイナンバーか住基カードか)
この記事では、Mac OS X El Capitanで
e-Taxの準備をした状況をまとめます。
(2017年2月の状況)
コンピュータのOSは、
MacのOS X El Capitan (10.11.6)、
カードリーダーはSRC3310-NTTCom、
カードは住基カード、
という組み合わせです。
今まで経験したよくあるトラブルや焦る事態
私は、ここ3年くらい、e-Taxで
確定申告をしています。
特に医療費控除の際、エクセルで表を作って
それを読みこむことができるので便利です。
医療費の場合、提出の領収書がかさばりますが
e-taxであれば紙の領収書提出はいらないので
スマートに済ますことができます。
今までのe-Taxの経験で、個人的にドタバタした
主なポイントは以下の3つでした。
- 住基カードが読めない
住基カードをカードリーダーに差し込む時、機器の動作はOKのようなのに、カード上の自分のデータを読みこむと、エラーになって読めない。→ ここが割と厄介な部分です。今回の記事でまとめます。
- ”パスワードを入れろ”というポップアップの嵐
住基カードをカードリーダーに差し込み、カード上の自分のデータを読みこむフェーズになると、Macのシステム内の様々なアプリから、パスワードを入れるようにポップアップメッセージが出現する。
→ どのパスワードなのか迷う、これは正しく対応すればOK。
- 送信終了するまでのプロセスで、違う種類のパスワードを入力
パスワードが結局3種類必要で、どれが正しいパスワードなのか、ドキドキする。
→ これは間違えないように入力すればOK。
いつも悪戦苦闘して、なんとか期限までに
処理するのですが、今年こそは、スムースに
実施したいと思い、準備を開始しました。
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準備の手順
Smart Card Servicesの更新
ICカードを利用するため機能が
「Smart Card Services」です。
ところが、MacのOS X 10.7 以降は、この機能が
Appleからサポートされなくなりました。
Mac OS Forgeが提供する Smart Card Servicesを
インストールしてください。
住基カードの場合は、これが必要ですが、
マイナンバーカード(個人)の場合は
Smart Card Services のインストールは不要。
以前に、住基カードで e-Tax を行って
Smart Card Services をインストールしている場合は
マイナンバーカードの場合は、アンインストールが
推奨されています。
SmartcardServicesをアンインストールする方法
私も、念のため、上のサイトを参考に
アンインストールして、最新のバージョン
SmartCardServices2.1.2-OSX10.11.zipを
ダウンロードしてインストールしました。
カードリーダへの対応
私の使っているカードリーダーは、少し古いタイプで
接触型ICカードリーダライタSCR3310-NTTCom
という名称です。
最近のカードリーダを用いると、トラブルは少ない
かもしれませんが、これを使っている人が多いですね。
NTTCOMによると来年以降はドライバーの更新がない
とのことです。
(これを使うのも今年が最後かもしれません)
以下のサイトを見ると、最新のOS X 10.11.6
に対応する
■MacOS X v10.10/v10.11用 Ver.5.0.36
がダウンロードできます。
MacOS X v10.10/v10.11用ドライバーのVer5.0.26から
バージョンアップする場合は、Ver5.0.26を
アンインストールするように推奨されています。
自分の場合、昨年は、確か、El Capitanにしないで、
安全策で古いOSでE-Taxを処理したことを思い出しました。
したがって、特にアンインストールをしませんでした。
昨年はドライバーをインストールするのには、
SIPを無効にするとか、いろいろ大変な手順が
あったようですが、今年は大丈夫です。
Ver5.0.26をアンインストールする場合
NTTCOMの提供するマニュアルがあります。
以下のマニュアルの最後に、アンインストール方法が
記述してあるので、参考にしてください。
最も重要なのは、この後Macを再起動することです。
JAVAの最新版インストール
JAVAの最新の実行環境のインストールが必要。
推奨されているのは、
- JRE 8.0 Update111 (推奨)
ですが、現在はさらに新しいバージョンが
ダウンロードでき、最新版で実行環境を
準備して試してみて、大丈夫でした。
JAVAのダウンロードサイト
JREのVersion 8 Update 121をサイトから
ダウンロードしてインストールを実施します。
利用者クライアントソフト Ver 3 のインストール
公的個人認証サービスを使うためのソフトです。
昨年のインストールしたものが、Ver 3なので、
そのまま使えるはずです。
でも、JAVAも最新版にするので、念のため、
再度インストールしてみました。
(おそらく、私の場合はこの作業は不要です)
以前に利用者クライアントソフトVer 3を入れてあれば
再度インストールする必要はないです。
アプリケーション→ユーティリティ→公的個人認証サービスのホルダーの中に、以下のような6種のアプリがあれば、大丈夫です。
インストールすると、以下のポップアップが出ますので、
「はい」としておきます。
その他、「JAVA実行環境への登録」をダブルクリックし
Macのパスワードを入れ登録ました。
(これは必要ないかもしれません)
住基カードの読み取り確認
これで住基カードが読めるかどうか、確認します。
ICカードリーダーをUSBで接続、住基カードを差し込み、
アプリケーション→ユーティリティ→公的個人認証サービス
のホルダー内にある、JPKI利用者ソフトを立ちげます。
カードを入れると、カードリーダーの青いランプが点滅します。
動作確認のボタンを押すと、以下のようなポップアップが出て
実行をクリックすると、すべてOKとなり、動作は大丈夫です。
次に、「自分の証明書」をクリックして、
住基カードの内容を読み取ります。
カードリーダーのドライバーを入れてから、
再起動をしていなかったので、
最初はErrorとなりました。
Macを再起動してから試すとエラーはなくなり
パスワードを要求されます。
ここでは、住基カードを作成した際に設定した
パスワードを入れます。
問題なく、住基カードの内容が読み取れました。
これで基本的な準備ができました。
しかし、先に述べたように、
- ”パスワードを入れろ”というポップアップの嵐
は、やはり変わりません。
-
”パスワードを入れろ”というポップアップの嵐
このようなポップアップが多種、出現します。
この対処法は、いろいろ調べると、
「住基カードを抜いて、キャンセルを押す」
のが良いようです。
このキャンセルによって、JPKI利用者ソフトの処理が
止まることはないです。
住基カードのパスワードを入れても、
ポップアップは消えてくれるのですが、また
別のポップアップが出てきます。しかも、
もしうっかりパスワードを何度も間違えると、
カードがロックされてアクセス不能になることも。
3年前に私もコンピュータのパスワードを入れて
カードをロックされ、市役所に行ってリセット
してもらうはめになりました。
まとめ
MacのOS X El Capitanの環境で、E-Taxの
準備ができました。
昨年までと異なって、トリッキーなことがなく、
順調にいきそうです。
でも、送信終了するまでのプロセスで、
何が起こるかまだまだわかりません。
処理が無事終了し、有用な情報があれば
追加でアップします。
元気シニア
e-Tax 送信結果 (2017年3月6日)
e-Taxを実際に送信しました。
環境は、以下のとおりです。
Macは OS X El Capitan 10.11.6
ブラウザーはSafari バージョン 10.0.2
その他、使った機器は、上記記事の通りです。
結果的にうまくe-Taxの送信ができました。
少し、予想と異なる動きがあったので、
参考までに、どんなメッセージが出たのか、
確定申告でe-Taxの必要な入力終了後に
送信準備画面2
この画面で、次へ、をクリックした後、
カードリーダーを接続して、住基カードを
差し込む段階となります。
私の場合は、カードを差し込むと
以下の画面となりました。
赤い枠の部分をクリックすると、
以下の画面となり、毎回使用をクリックします。
そのあと、e-Taxを信用して実行するかという
確認の画面になるので、実行する、を選びます。
今回、同じことを2回試したのですが、
2度目からは、すぐにこの画面になりました。
なお、カードが差し込まれた状態で、
何回か、ポップアップが出てパスワードを
入れるように要求されます。
住基カードを作成した時のパスワードを入れます。
最終的に以下の画面が出るので、住基カードを選んで
次へ進みます。
住基カード作成時のパスワードを入れます。
このあとようやく、e-Taxのデータ送信の画面になります。
ここで、e-Taxを申請した際のパスワードを入れ、
送信ボタンを押します。
再度、信頼するかを確認されるので、実行を
クリックします。
このあと、以下のようなメッセージが出るので
受信通信を確認すれば、e-Tax終了となります。
今年は、おかげさまで、トラブルもほとんどなく
e-Taxで確定申告ができました。
元気シニア
#確定申告を自動でやりたいのでfreeeに着目中です。
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