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最近のB&B事情/家主になって副収入/東京オリンピックに向けたチャンス

      2018/03/21

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安く泊まれる宿でB&Bは有名ですが、それが今、利用だけでなく、若い人の不動産投資を誘い込んでいる、大きな市場が膨らんでいるらしいです。

はじめに

もう10年以上前になりますが、ロンドンのB&B(ベッドアンドブレックファースト)に宿泊しました。市内の中心部で駅の近くで便利な場所で、ホテルよりも安い値段で、宿泊しました。

アパートの一室のような狭い部屋でしたが、部屋は清潔で、泊まるだけなので、何の問題も感じませんでした。

泊まった翌朝は、イギリス流の朝食を用意していくれましたが、ソーセージ、卵が特徴の食事で、意外と美味しかったです。

もちろん、写真のようにベッドで食べるわけではなく、その家の主人も使う食卓で、普通に家族の一員のように食べました。

B&Bの持ち主は男性の一人暮らしらしく、ドーベルマンという大きな犬と一緒に住んでいました。

犬は訓練されていて、とっても大人しかったです。

朝食の間、犬を連れて散歩に行ってくるので、留守番をよろしくと頼まれました。

犬好きの私としては、散歩に一緒に行きたかったです。

そんな感じで、親しく、地元の生活や文化に触れて、地元の人と交流しながら宿泊するのは、貴重な経験になると思いました。

今年の5月にアイルランドのダブリンに滞在した際に、B&Bを探しましたが、リーズナブルな価格で便利な場所に見つけることができませんでした。

その際に、最近のB&Bのサイトとして、airbnbというサイトを知りいろいろ調べてみました。

昔のB&Bの状況とは違った、新たなビジネスチャンスを伴う動きが見えてきたので、紹介してみます。

airbnbについて

airbnbは、いわゆる民泊と呼んでいる個人の所有する家や、部屋を、観光客に有料で貸すサービスを全世界に展開しているサイトです。サイトは日本語のサイトになっています。

登録はFacebookでそのまま可能です。

どこか行きたい場所で、チェックイン、チェックアウト日程を選び、人数を決めて、部屋タイプを選びます。

希望の価格帯を設定すると、写真とともに宿泊候補の持ち主情報も出てきます。

 

airbnb画面の例

airbnb画面の例

 

この例ではサンフランシスコ市内ですが、市内のホテルの相場に比べたらリーズナブルな価格で一泊できます。

ホテルの部屋のような、完全なプライベートな空間を得ることはできないし、逆にその部屋の持ち主と何らかの交流を滞在中に楽しむことも、旅の体験の一部にになりそうです。

自分がホストとなる場合

さて、今までは、自分の旅の宿泊先としての興味で、B&Bを見てきましたが、どうも最近見方が変わりました。

つまり、自分がホストとなることが簡単にできそうだと気付いたのです。

またさらに、そこに参入するビジネスが、インターネットの力で大きく盛り上がっています。

本来のB&Bのあり方とは別に、日本の民泊ビジネスは、個人の不動産投資の物件としても動いているようです。

airbnbのサイトでも、ホストを募集

その謳い文句は

”Airbnbホストで暮らしにゆとりを 家の修理代を貯めたり、ずっと憧れていた旅に出たり。みなホスティング収入で夢を叶えています。”

という感じです。

また、airbnbサイトでは、ホストがどのように自分の部屋を登録し、どのようにゲストを迎え、収入を得るのか、わかりやすく説明してあります。

例えば、以下のような手順になります。

  • 自分の部屋を登録する(リスティング)

リスティングに必要な情報は、部屋の説明、写真、料金だけ。接客の方法は、自由なスタイルで自分で決められます。

  • 予約

予約は最終的にホストが決めることになります。いつ誰を泊めるのか、受付けたい予約やゲストの条件を設定し、自分のライフスタイルに合わせて決めます。

  • ホスティング

掃除と必需品の準備は必要です。
ゲストが使うエリアは掃除して、清潔なシーツやタオル、トイレットペーパーなどの必需品を用意します。

ゲストと事前にメッセージ交換、入室手順は事前に伝えます。

ホストの中にはゲストに会って鍵を渡す人もいれば、玄関の暗証番号を教えるだけの人もいます。

直接お金の受け渡しをする必要はありません。

  • airbnbの役割

Airbnbへのリスティングの掲載は無料。支払い処理は、airbnbが行います。 確定した宿泊に関して、Airbnbが3%のホストサービス料を取るようです。

部屋の準備から料金設定、そして現地の法規定に沿ったホストの責任を理解することまでをサポートするようです。

さらに、ホストの清掃や、その他の管理業務を引き受ける会社もあるので、そこと契約すれば、実際にはホストは部屋を用意すれば、あとは何もしなくてもいい状況になるようです。

その場合は、ほとんど個人の不動産投資の案件となります。

冷静に不動産投資としてみた場合

airbnbを前提とした不動産投資のセミナーが開催されています。

そこで、宣伝されているメリットをリストアップしてみます。

果たしてこのようにうまくいくでしょうか?

メリット

小資本でスタートできる
部屋を賃貸して、それを短期滞在に貸すので、少ない初期費用で開始可能です。
通常の不動産投資に比べ、リスクが低いです。
投資費用の回収が早い
初期費用が少ないので短期間で投資額を回収できます。平均6ヶ月くらいらしい。
キャッシュフロー
最短翌日に口座に入金されるので資金繰りに困ることはありません。
airbnbは世界中が対象なので市場規模が大きい
日本国内だけでなく、世界192カ国がお客さんになりますので、市場規模が大きいです。
インバウンド(外国人旅行者)が増加
直近の外国人旅行者数の伸率が4割以上で、東京オリンピックの開催も追い風になってます。
面倒な作業は丸投げ
面倒な清掃や管理作業はすべて外部業者に丸投げできます。

疑問点

物件が見つかるか

「又貸し可能な物件が見つかるか」

通常の賃貸物件では、他人に又貸しする契約は難しいので、どうするのでしょうか?

最近は、自分達が住んでいるマンションを、Airbnbに感染させないため、マンション管理規約にAirbnb使用禁止条項を盛り込む動きもあります。

不動産業者で、民泊専門の物件を扱うところが出てきているのでしょうか?

苦情対策

マンションなどの場合、不特定多数、しかも外人が常時出入りする状況と、近隣の人と、苦情やトラブルが発生しないか?

英語対応の問題

airbnbの利点であるマーケットの広さを考えると、「英語対応」が必要になるが、自分ができない場合には、何かサポートはあるのか?

鍵の管理と清掃

これは自分で行える人は少ないと思います。

するとこのような外注のできる、信頼できる業者が必要となりますが、あるのでしょうか?

東京地域であれば、これはあまり心配ないようです。

”Airbed 代行”で検索すると、10社以上の業者が見つかります。

家事代行サービスの例 ⇩

【家事代行サービスのキャットハンド】

 

より本質的な問題

旅館業営業許可や、民泊許可(特定認定申請)を取らない民泊は違法と言われています。

現実に、airbnbホストの逮捕者も出ていますので、この課題をどのようにクリアするかを、最初に考えるべきでしょう。

この法的問題点の原因は、旅館業法に、「宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業」は、許可が必要と明確に規定されていることです。

民泊オーナーとしての活動を「営業行為」と見なされれば、違法となるわけです。

Airbnb関連情報

Airbnbのノウハウについては、セミナーが開催されています。

本質的な、民泊許可問題とか、こういうセミナーに行けば、講師やすでに参入している人との繋がりが出来るので、実態がより分かると思います。

不動産屋、代行業者など様々な関連業者を紹介してもらえる可能性もありますね。

 

日本民泊協会

セミナーを少し中立的な立場から受けたい人は、一般社団法人 日本民泊協会という団体があり、民泊ビジネスに関するセミナーを行っています。

民泊のホストをしたい方、不動産投資をしたい方、一度参加すると役に立つかもしれません。

元気シニア

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