ウィルスメール来ました/ヤマト運輸/スマホの場合大丈夫?/どうすればいいの
2018/03/18
最近届くウィルスメール、スマホで開けてしまったけど、大丈夫なのか?
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はじめに
今年の6月頃から、ヤマト運輸のウィルスメールが頻繁に届くようになりました。
ヤマト運輸の本物のメールアドレスを使って装ってくるので、間違いやすいです。
私の妻も友人も、ついクリックしてしまいました。
PCに関しては、対策を別の記事(ウィルスメール来ました/ヤマト運輸を装ってまた来ました/友人が被害に/被害を防ぐために)に書きました。
最近、スマホで受け取ってクリックした方も多いようです。
スマホの場合どうすればいいのか、対策をまとめてみます。
スマホにもウィルスが感染するか
スマホも、OSと呼ばれる基本ソフトで動いているので、感染します。
特に、android系のスマホは、すでに200種類以上のウィルスが確認されています。
逆に、iPhone系は、ほとんどありません。
(今までは少ない、ということしか言えないですが。iPhoneのウィルスについてはこちら)
この理由はわかりますか?
Apple Storeでのアプリ登録の厳しい審査のおかげです。
従来のモバイル用ウィルスは、無料アプリをダウンロードした際に、そのアプリに仕込まれている場合がほとんどです。
Android系は、誰でもアプリを登録できるので、ウィルスを内蔵したアプリの存在が防げないからです。
今回の騒ぎのウィルスはスマホに感染するか
スマホも感染するウィルスがあるとしても、今回のヤマト運輸系のウィルスがスマホに感染するでしょうか?
2016年の6月からの、ヤマト運輸を装ったメールを含む一連のウィルスメールの場合を少し調べてみます。
アンチウィルスソフトのESETの調べによると、6月中旬からバンキングトロージャン「Bebloh」感染を狙った、不特定多数への「ばらまき型」メール攻撃が、大量に、確認されました。
バンキングトロージャンとは、利用者のログイン、パスワードなど情報を盗み取るトロイの木馬型ウィルスです。
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ネットバンキングを用いる人にとっては脅威です。
ESETでは、これを「Win32/Spy.Bebloh」などと名前付けしています。
名前からわかるようにWindows OSをターゲットとしています。
この、バンキングトロージャン「Bebloh」とその亜流のトロイの木馬型ウィルスを含むメールが、その後も、7月から8月にかけて、たくさん不特定多数に向けて、流されています。
ヤマト運輸名義だけでなく、短いタイトルで、「支払いの件」とか、「お振込受付のお知らせ」とか、「ご確認」として管理費の金額を確認するものとか、短い確認の依頼のようなメールが発信されています。
これらも、Beblohとその亜流のウィルスが含まれるトロイの木馬型でした。
さてつい最近ですが、8月中旬に入ってから、私に来たヤマト運輸を装ったメールは、ZIPファイルの中に、Trojan.Win32.Crypt.end という名称で認識されるトロイの木馬型ウィルスファイルが入っていました。
これらの名前を見るとわかるように、今回のウィルスソフトは、Windowsを対象としたウィルスを含んでいます。
もちろん、それがすべてであるという保証はありませんが、Windowsを対象としたウィルスである可能性が高いです。
スマホのOSがAndroid、iOsであれば、スマホで間違って開いても「何も起きない」可能性が高いです。
でも、もし万が一、スマホでメールの添付ファイルをクリックしてしまった方は、念のため、スマホの会社に持って行ってチェックするのが安全と思います。
実際にどのようなウィルスが添付ファイルに含まれているのかは、日々変化しているので、わかりません。
一番確かな方法は、スマホ用のウィルス検出ソフトを入れておくことが一番安心です。
定評のあるセキュリティソフトはAndroid用が全てで、iPhone用は存在していません。この理由は、iPhone用はウィルスがほとんどないからです。
スマホ用ウィルス対策ソフト
Android用のソフトを入れる際には、Google Playに掲載されている無料ソフトや、よく知られていないアプリは危険です。
よく使われているESET、ノートン、ウィルスバスター、カスペルスキー、などを正規に購入することを考えていいと思います。
PCも含めて使えるライセンスとして、マルチプラットホームで購入する方が安くなります。
ちなみに筆者はカスペルスキーを使っています。
性能もいいですが、特に顧客対応が素晴らしいです。
テクニカルな質問、アクティベーションキーの問い合わせなど、
いずれも、迅速に対応して、1時間以内に返事があり
解決しました。
他のサービスでは、24時間くらいは返事がありませんので、
これは大変いい方です。
まとめ
ヤマト運輸を名乗るメールに対しては、スマホは大丈夫な可能性が高いです。
Androidスマホの方は、信頼できるソフトベンダーのウイルス検知/駆除ソフトを是非入れて、ウィルスメールへの準備をしてください。
でも一番いいことは、間違ってクリックしないことです。
不特定者への、ウィルスを含むメールを見抜く、一番簡単な方法は、メールの内容に宛名が書いてあるかどうかを見ることです。
ヤマト運輸の正式のメールを見ると、受信者の名前を入れて、「〇〇様」で始まります。
これはウィルスメールには普通はないことです。 あまりないことです。
<少し訂正>最近のヤマト運輸を名乗るメールで、フルネームで名前が入ったメールが、妻に届きました。
そこに書いてある名前は、他人のものでしたが、間違ってきたのかと思ったという印象を受けたそうです。それだけ本物のメールに近い感じがするということなので、気をつけましょう。
元気シニアでした。