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シニアにお薦めできる大型犬/ベストの選択

   

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通常はシニアの方に大型犬を飼うことはお薦めできないのですが、飼えるとすればどうなるか?

20年近く大型犬を飼ってきた元気なシニアが、敢えて薦める選択肢です。

ただし、飼い主には一定の条件が必要です。

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はじめに

シニアの方でも大型犬の好きな人がいます。ここでは60歳以上の方を想定していますが、どんな条件であれば飼えるのか、またどんな犬が適しているでしょうか?

通常は、シニアの方に大型犬を飼うことは、あまりおすすめできないのですが、そこに敢えてチャレンジします。

前提条件

シニアの方が(特に60歳を超えてから)犬を飼う際には、小型犬であろうと、中型犬であろうと、「飼い主の年齢と健康状態、ご家庭の住環境、ご家族の状況、更には、ご近所の犬のコミュニティの状況」について、慎重に考える必要があるでしょう。

なお、大型犬の場合は、体重が重い分、食事の量、薬の量も多いし、何かと出費がかさみますが、財政的には問題がないものとします。

飼い主の条件

大型犬を飼うとなると、さらに飼い主の体力的な負担は増すことが確実です。

散歩と言っても小型犬の場合と違い、歩幅も大きいので、飼い主さんも大股で、小型犬に比べたらかなり早足で散歩する必要があります。

エネルギーをたくさん消費する必要があり、散歩の時間も長く必要です。

私が飼っていたゴールデンリトリバー、フラットコーテッドリトリバーの場合は、朝と夕方の2回は散歩が必要で、一回の散歩時間は、40分から1時間くらい必要としました。

散歩の他にも、ドッグランを走らせるなど、少し激しい運動もさせる必要があります。

運動が足りないと、欲求不満となって、室内で暴れたり、リビングを走り回たりすることになります。

これらの面倒を見る体力と、体力維持する覚悟が、飼い主には必要となります。

私の感覚では、60代のシニアでも、1日30分以上の有酸素運動(これは、早歩きで30分の散歩に相当)を継続できるシニア、普段から運動で足腰を鍛えているシニアであれば、ある条件のもとで大型犬でも十分飼えると思います。

他にどのような条件があるでしょうか?

家族の条件

  • 2世帯などで、お子さんなどの若い人が、家族として一緒に住んでいることが望ましいです。
  • 高齢者一人暮らし、高齢者夫婦二人暮しで、近くにお子さんやご家族がいない場合は、何かあったときのためにあらかじめ、ワンちゃんを含めたケアの体制を作っておくことが必要となります。
  • ご近所で、面倒を見てくれる犬仲間がいると、いざという時に役立ちます。
  • 大型犬が、室内で自由に動ける状態になっている住環境が求められます。

高齢者一人暮らし、高齢者夫婦二人暮しで何かあった時の体制というのは、考えてみると、犬を飼っていなくても、普段から考えておかないといけないことです。

逆に言うと、そのような面倒を見る体制が用意できるのであれば、その体制の中に、高齢者と一緒に住んでいる犬も含めた支援の体制も作ることは可能でしょう。

そう考えると、犬と一緒に暮らすことによって得られる”癒しの効果”を大事にしたい、一緒の生活をアクティブにすることを大事にしたいと考えれば、年齢にかかわらずに、本人の健康状態、住環境さえ問題なければ、何歳でも犬は飼い始められるとも言えます。

飼う人の覚悟が必要

本人の体力は、今は大丈夫であっても、年齢とともに、難しくなることが考えられます。

体力維持は、安易な気持ちでは継続しないと思います。

飼い主本人が大型犬を「こよなく愛して」、それゆえに健康維持に日々チャレンジしてゆく覚悟は必要です。

シニアに薦める大型犬:第1位

私のオススメは、ゴールデンリトリバーです。

大型犬の持つ良い性格、ゆったりと穏やかな性格を最も示す犬種と思います。

ただ、犬種だけで決めるのではなく、ブリーダーさんを探して、じっくり相談してください。

シニアが飼うのであれば、性格が優しい小柄な個体を選んでください。

女の子がお薦めです。

個体によって体重は異なりますが、女の子であれば、体重は22Kgから28Kgの体重になると思います。

散歩の時にも、引っ張る時も負担は少ない方です。

ちなみに、散歩は一回40分から1時間程度で、毎日2回が目安でしょう。

とにかくゴールデンは遊び好きで、特に人が好きな犬種なので、誰にでも可愛がられます。

飼い主との絆も非常に深くなります。

散歩はもちろんですが、家の中で、一緒に過ごす時間を多く確保出来ることも重要で、時間があれば触れ合ったり、目を合わせて過ごすようにしてください。

ストレスを軽減してくれる素晴らしい伴侶になります。

 

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シニアに薦める大型犬:第2位

第2位はラブラドールリトリバーです。

第1位と第2位の差はほとんどありません。

ラブラドールの方が、女の子でも、動きが激しいときがあり、体も骨が硬くてぶつかり方が激しいです。

その点でシニアには、ゴールデンリトリバーの方が一般的には適すると思い、この順位にしました。

もちろんワンちゃんの個体の大きさ、性格にもよります。

ラブラドールの無邪気さが好きな人は、ブリーダーさんによく相談して、優しい穏やかな性格の子で、小柄な体格を選ぶことで、問題はないでしょう。

特に、ラブラドールの男の子は、きわめて活発で力が強い子がいますので、ラブラドールの場合もやはり、女の子がお薦めです。

小柄な女の子であれば、体重も25Kgを超えることはないでしょう。

 

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とにかくラブラドールも人が好きな犬種なので、誰にでも可愛がられます。

素晴らしい伴侶動物になることは間違いありません。

シニアに薦める大型犬:第3位

次に薦められるのが、ボーダーコリー。

ボーダーコリーは、大型犬というよりは中型犬のイメージが強いかもしれません。

ラブラドールに比べると、毛は長いのですが体は細身で、女の子であれば、20Kg未満の体重なので、シニアでも扱いやすいです。

もともと牧羊犬ですから、日頃の運動量は必要で、散歩だけでなく、ボール遊びとか、フリスビー競技、またはアジリティー(犬の障害物競技)を好みます。

犬の訓練が得意なシニアの方で、近所にドッグランがあって、このような遊びを行えるスペースがある場合には、シニアでも十分、ワンちゃんの運動の要求を満足させられるのではないでしょうか。

私の近所でも、よくしつけられたボーダーコリーにフリスビーなどの訓練をして楽しんでいる、シニアの方がいました。

 

他の犬に比べて、順位が低い理由は、しつけの問題です。

もちろん、ボーダーコリーに限らず、全ての犬種にいえることですが。

ボーダーコリーの場合、犬との主従関係と信頼関係を作る訓練をきちんと行えばいいのですが、賢いが故に、うまくいかないと攻撃的な犬になってしまうことがあるようです。

しつけの中で、甘やかされて育ったボーダーコリーは、自分が主従関係の上に立とうとして、噛み癖がついたり、攻撃的になることもありえるということです。

そこさえ気をつければ、犬のしつけになれたシニアであれば問題なく、とても賢い犬なので、素晴らしい伴侶になれると思います。

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まとめ

今回は、比較的ポピュラーな3種類のワンちゃんを例として、シニアでも大型犬が飼える条件を考えてみました。

記事で取り上げた3種類は、日本ではポピュラーな犬種ですから、飼い主であるシニアの状態によって、適切な体格や性格の犬を、ブリーダーさんと相談して、決心することが、肝要だと思います。

少しでも参考になったら嬉しいです。

なお、この記事は、ブログを書く人(元気シニア)の限られた経験に基づいて書かれています。結果に関して保証するものではありませんので、シニアの方が大型犬を飼育する場合は、十分にご家族や周囲の方、ブリーダーさんなど専門家と相談をしてから、決断してくださるようお願いします。

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