夏に合う日本酒ベスト3 | シニアの晩酌 | 父の日に最適
2017/06/17
夏に向けた美味しい日本酒を探していますか?
父の日のプレゼントにも最適な、ベスト3を
紹介します。
Sake Recommendation for Father’s Day Gift
Best 3 Japanese Sake for ”Summer Season”
はじめに
たくさんの酒蔵が、夏に向けて、清涼感のある
純米吟醸、純米大吟醸、無濾過生酒などを発売中。
晩酌で実際に飲んでみた中から、清涼感と
コストパフォーマンスを重視して、ベスト3
を独断と偏見で選んでみます。
これらのお酒は、全部、実際に晩酌で
楽しみました。
その味については保証します。
第3位 陸奥八仙(むつはっせん) 夏吟醸
青森県の酒蔵、八戸酒造のお酒です。
男山と言う銘柄で有名ですね。
陸奥八仙は多くの種類が醸造されています。
この夏吟醸は、昨年のうちに醸造されて、
夏に向けて貯蔵され初夏から出荷されます。
夏吟醸は、飲む前に、すーっと吟醸香が立ちます。
甘みは上品で、やわらかいのに、キレがいい。
苦味や重い感じはないタイプです。
清涼感のある吟醸香が高く、
とにかく、夏に合う爽やかさなお酒です。
夏吟醸のアルコール度数は14度で
全体で穏やかな口当たりで飲み易いです。
<データ>
蔵元 八戸酒造
度数 14%
精米歩合 麹米55%/掛米60%
原料米 麹米 華吹雪/掛米 まっしぐら
酵母 まほろば吟
<気になるコストパフォーマンス>
税込で1,620円と、少し高めではあります。
夏に合う吟醸酒としては、許される範囲か
と思います。
第2位 紀土(KID) 純米吟醸
紀土(キッド)と読むらしいです。
お酒のグランプリで優勝というラベルも
小さく貼ってあり、試しに飲んでみました。
最初に、720mlの純米吟醸と、さらに
720mlの純米大吟醸を飲みました。
紀土 純米吟醸は、和歌山県の平和酒造が
造っている日本酒で、純米酒、純米吟醸、
純米大吟醸の他に、季節限定のお酒もあります。
純米大吟醸も美味しいですが、
コストパフォーマンスから純米吟醸を
第2位に挙げました。
平和酒造は、和歌山でも、山の麓の盆地にあり、
朝夕の冷え込みが厳しい場所、
地下水も豊富であり、酒造に適した
場所になります。
紀土は、2016年に開催された第3回の
酒-1グランプリイベントにおいて
見事、グランプリを獲得したそうです。
味と香りの総合評価は、吟醸と大吟醸、
どちらも控えめな甘さ、わずかな苦味、
清涼感のある鼻に抜ける吟醸香、
かすかな柑橘系の香り
お米の味、穏やかなキレ味
を感じます。
柔らかい口当たりで、吟醸香が
口の中から鼻に抜けます。
きりっとした香りとお米の味のバランスが
最高のコスパで提供されます。
味わうシニアの晩酌に最適な一品でしょう。
<データ>
精米歩合は、麹米50%、掛米55%です。
米の種類は麹米が山田錦と掛米が百万石。
アルコール度数は15度。
酵母は協会9号。
<気になるコストパフォーマンス>
紀土の純米吟醸は720mlで1220円(税込)で、
素晴らしいバランスのとれたお酒です。
自信を持って第2位に推薦します。
第1位 梵(ぼん)ゴールド 無濾過純米大吟醸
このお酒は、山田錦50%精米の純米大吟醸を、
生のままマイナス10度で1年間氷温熟成させ、
出荷の際に瓶で火入れをして、そのまま封じた
濾過をしていない、とてもピュアーな日本酒です。
福井県は、美味しい地酒のあることで有名ですが、
梵は、鯖江市の加藤吉平商店が生産しています。
この酒蔵は、創業が万延元年(1860年)ということで、
かなりの老舗で、日本で最初に大吟醸を製品化
したことでも有名です。
現在は、第11代目の吉平(きちべえ)さんが
当主となります。
火入れのお酒ではありますが、搾ったそのままの
味と香りを楽しむには、やはり冷蔵保存が
望ましいですね。
味と香りは申し分ない仕上がりです。
キレすぎず、柔らかい香りが立ち上がり、
優しくさわやかな存在感のある味です。
生酒の場合、アルコール分が16度以上に
強い場合がありますが、梵の場合は、
15度くらいで、柔らかい味の中にも
凝縮された旨味があります。、
色は琥珀色、あえていうと黄金色でしょうか。
これは氷温熟成によるもので、酒本来の成分・
白いおりを沢山含んでいると言われています。
<データ>
参考までに、原料米は兵庫県産契約栽培山田錦を
50%精米して使います。
日本酒度:+1 酸度:1.5 アルコール:15%
使用酵母:KATO9号(加藤吉平商店の酵母)
なお、2016年のロサンゼルス国際ワイン・
スピリッツコンペティションで金賞を受賞
ということでGOLDのデザインになっている模様。
NYをはじめとする海外の都市でも人気らしいです。
<気になるコスト・パフォーマンス>
純米大吟醸 ゴールド 無濾過生貯蔵酒
720ml ということで税込1,620円です。
この味と香りでこの値段ですから、コスト・
パフォーマンスは”高い”と言えます。
飲むというよりは、味わいたい、お酒です。
まとめ
今回紹介したベスト3は、どれも
琥珀色の液体から、爽やかな吟醸香、
柑橘系の香りが鼻に抜けます。
どれを選んでも、後悔はないと信じます。
元気シニア
<ご注意> ここでの評価は、日常の晩酌で飲むことを前提に、あくまでも個人の味覚、感想をもとにしております。また、お酒は生ものですから、同じ作り手の同じ種類のお酒でも、その年、飲む環境、飲む季節によっても変化します。あくまでも、参考として、ご理解ください。
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