元気に生きようシニアの生活ブログ

*

ウッドデッキの塗装 | DIY | シニアの日曜大工

      2017/03/15

ウッドデッキの塗装の塗り直し、

3日かけて、自分でやってみました。

DIYの一部始終をまとめます。

はじめに

我が家のウッドデッキは、今までも2回ほど

自分で塗装したのですが、最近はサボっていて

全くしていない状態で、かなり色も変わり

ひびも入り、木材がむき出しの感じです。

我が家のウッドデッキ(Before)

 

以前は近所のホームセンターで塗料を買い

適当に塗っていたのですが、最近はそれも

さぼりがちで、数年は経過しています。

かなり劣化が目立ちます。

今回は、きちんとした手入れをするために、

DIYで全面塗装仕直しを決意しました。

下調べ、計画作成、材料調達、道具調達、

実際の作業、結果までを、まとめてみます。

下調べ、計画作成

とりあえず近所のホームセンターに行き、

何が必要かを調べるため下調べしました。

店内の塗料コーナーに行くと、ウッドデッキ用の

塗料が数種類、刷毛とか、隣の列の棚には、

サンダーと呼ばれる紙やすりをかける

電動工具とか、いろいろ揃っています。

塗装メーカーは親切に、ウッドデッキ塗装の

手順書まで準備して置いてあります。

今回は、アトムペイントの手順書と、ネットの

情報を参考に、自分なりに計画し、塗装しました。

スケジュール

塗装には雨は禁物なので、曇りか晴れ

の天候が3日は連続するように

天気予報を調べて、計画を立てました。

リタイヤしたシニアなので、ほぼ天気の

心配だけすれば日程は容易に組めます。

塗料などの材料調達、道具の準備は

あらかじめ事前に済ませておきます。

季節的には、真冬を避けたい(気温が5度

を下回ると乾燥が悪くなる)のと、夏も

暑すぎるのでやめたいということで、

春または秋がいいと思います。

今回の塗装は、当初は昨年秋に企画したのですが、

様々な都合と、天気に悪さで、ずるずると

計画が後ろにずれて、結局、半年後の

3月中旬になってしまいました。

この時期はそう寒くもなく、穏やかな晴れ、

曇りが続いたので、良い時期だったと思います。

大まかな工程

工程としては、

(1)ウッドデッキの清掃、洗浄、

(2)サンディング(サンドペーパー研磨)、

(3)マスキング(塗料がつくと困る部分をカバーする)、

(4)上塗り1回目、

(5)上塗り2回目

という構成になります。

普通の家庭のウッドデッキを塗装する

場合は、最短で2日から3日かかります。

作業する人数が2名なら、2日でOK。

私の場合は、全部1人で行うので、

3日間の予定で組みました。

(実際には、2日と半日で終了しました)

必要な材料、道具類

塗料

塗料は、ウッドデッキ用に、紫外線や

色あせに強いと定評がある木材保護塗料

ウッドバープロテクト(アトムペイント)

を準備しました。

木材にしみこむタイプの塗料です。

使った感じは、とても塗りやすい粘度で

取り扱いもやりやすかったです。

塗料の色については、選択が難しいです。

塗った後、木材にしみ込んだ後の

色の出方の感じが、サンプルの色の感じと、

合わないことがあります。

最初は、少し明るめの”オーク”を選んで

買っておいたのですが、実際に缶を開けて

塗料の色を確認すると、明るすぎることが

わかったので、オークは別のものの塗装に

使うことにしました。

オールナットが最も無難な選択となりますが、

面白くないので、少しピンクの混じった

濃い色の、ディープマホガニーに変更しました。

→ ウッドデッキ用塗料の例

 

[ad#res-1]

<参考>オークとディープマホガニーの違い

写真に示すのが、試しに小さな花の置き台と机を

オークとディープマホガニーでに塗ってみました。

色の違いがよくわかると思います。

手前がディープマホガニー、後ろがオーク

 

塗料の分量

必要な分量は、塗る面積で決まります。

ウッドエバープロテクトの必要量は,

メーカーの説明書によると、この表の

ようになります。(2度塗りの場合)

塗装面積(ラティスを含む) 必要量
4~6 平方m 0.7 L
9~13 平方m 1.6 L
19~ 23 平方m 3 L

面積にはラティスを忘れないで加えてください。

手順書によると、幅が1.9mで高さ0.8mの

ラティスは1.6平方mに相当するとのことで

これを目安に、必要な塗料を計算しました。

ウッドデッキの床面とラティスを合わせて

だいたい16平方メートルとなるので

安全側で3L(リットル)を購入しました。

最終的に、ほぼ計算通りで、2回目の塗装を

終了して、塗料の残りはわずかでした。

塗装道具

塗装用の刷毛は必須ですが、ウッドデッキは

なるべく幅の広いもの(75mmくらい)が便利です。

ラティスも塗るので、幅40mmとベンダーも準備

しました。

ベンダーと刷毛

 

ベンダーは自由に曲げることができて、

刷毛が入らない狭い場所に(ラティスとか)

うまく塗ることができます。

塗料を入れる容器については、必ず

用意した方が良いと思います。

ローラーバケット(小で十分)、

バケット用ネット、バケット用内容器を

使った方が作業が断然スムースに進みます。

特にローラーバケットに関しては、

通常は片手に刷毛を持って、バケットを

他の一方の手で持ちながら塗るわけですが、

バケットを下に置く場合、バケットの取っ手を

容器の底部分に上手く回すことで、斜めになり、

塗料を塗る時にとても刷毛につけやすいです。

→ 塗装関連小物の例

マスキング(養生)材料

壁際の木材部などに塗装するときに、うっかり

壁に塗りこまないために、テープなどで

保護します。

手順書の薦めに従って、写真のような

マスカーを買いました。

テープとシートがセットになっていて便利です。

実際には、一部分に使って役に立ちましたが、

新聞紙を折りたたんで手持ちでガードする

だけでも、大抵の場合は十分でした。

サンダー、その他木材の表面をキレイにするための道具

手入れがされていな木材の場合は特に、

表面の毛羽立ちとか、古い塗料とか

しつこい汚れなどを落とす方が

塗料が木材によく浸透します。

このため表面を紙やすりで磨くか、

電動のサンダーで磨くのが効果的です。

第1回目の塗装の前には、全面を

サンダーで磨きます。

[ad#res-1]

サンダーは、電動で200から300番くらいの

専用の紙やすりをマジックテープで装着します。

今回の調達では高価なものですが、

6000円前後で買うことができます。

もっと大きな底面のサンダーもありますが、

ラティス部分も含めて、少し細い面を研磨する

こともあるので、この先の尖った形状の方が

家庭での用途には向いていると思います。

→ サンダーの例

ひびの入った木材部分のゴミの搔き出しなどには、

ワイヤーブラシなどがあると便利です。

針金で出来ているブラシです。

人の保護のため

その他には、サンダーをかける際には

防護メガネやマスクが必需品となります。

塗装用のゴム手袋、汚れてもいい服装は当然です。

調達方法

ホームセンターで、すべてのものは調達できます。

特に、初めて挑戦する方は、ホームセンターで

実物を見ながら確認したり、お店の人に相談して

アドバイスをもらうのが良いと思います。

ネットでもどんな小物でも揃えることができます。

例えば楽天市場などでも、塗装用品の専門の

サイトが出店しているので、便利です。

→ 楽天の塗装関連専門サイトの例

実際の手順とコツ

下地処理

真っ先に行うことは、デッキを片付けてから、

水を使って、ブラシで洗います。

素早く洗い、ボロ布で水を拭き取ります。

この水分が乾いてから次の処理に移るので、

真っ先に行います。

次にサンドペパーをかけ、表面を研磨します。

サンドペーパーの番号は#240~320くらい。

サンダーがない場合は、木片をサンドペーパーで

包むようにして、磨きます。

細い子なを吸い込まないように、マスクを

着用してください。

この後、細い削り屑をほうきやボロ布で

綺麗に拭き取ります。

また、木材のひび割れ、隙間などに入ったゴミを

ワイヤーブラシで、擦って掻き出します。

これにより隙間への塗料の染み込みが良くなります。

マスキング

塗料が付着することを防ぐために、

マスキングテープやポリシートを貼って

保護をします。

以外と後から気になるのが、ウッドデッキ

外側のコンクリート面などに、塗料が垂れて

落ちた跡がついてしまうことです。

きになる部分には、床面にもポリシートを

敷くといいと思います。

塗装

事前準備

塗料を事前に買った場合など、特に、

使用する直前に、よく搔き回すこと。

缶を揺すって、さらに木片などで

十分搔き回すことで、塗料のかたまりを

なくし滑らかにすることができます。

塗装の順序

まずはラティスを塗装します。

その跡は、建物に近い部分から床面を

塗り時はじめ、最後に、庭に逃げます。

ラティスは細かい塗り場所がたくさん

ありますが、効率よく塗るには、最初に

細かいところから塗るのが良いようです。

最初は格子の側面から塗り、そのあと奥の

格子の表面、手前の格子の表面という

順序で進めると塗り忘れなく早く塗れます。

床は木目に沿って大きくハケで塗り進めます。

2回目の塗装

1回目から、夏で2時間、冬で4時間くらい

経過してから、2回目を塗ります。

手で触って、べたつかないことを確認して

2回目を塗っていきます。

2回目の塗装は、塗料が多くならないように、

気をつけます。

後始末

塗料のついたハケやバケットなどは、

乾燥する前に、石鹸で洗い塗料を落とし

乾燥させれば、また次回使えます。

余った塗料は、缶に入れてしっかり

密封すれば、また使えますが、

何年くらい使えるものでしょうか?

経験ですと、1年は大丈夫です。

木材の塗装はまだやるので、私は

保存しておきます。

使う予定のない場合の塗料処理

余った塗料は、それほど量が多くなければ、

布や新聞紙に染み込ませて、燃えるゴミとして

捨てることができます。

あるいは、ホームセンターなどで売っている

残余塗料処理剤を使えば、固形化できるので、

そのまま燃えるゴミに出すことも可能です。

→ 残余塗料処理剤の例

結果

2度塗りは大変でしたがその効果はありました。

しっかりと表面を保護している安心感があります。

ウッドデッキ2回目の塗装終了

 

2回目の塗装結果(ラティス)

 

まとめ

今回のウッドデッキ塗装の仕上がりは、

自分としては75点くらいの満足感です。

色の選択がイマイチ、少し厚く塗りすぎ、

の感じがありますが、しばらくは大丈夫。

ただシニアの仕事量としては、かなりです。

3日目には、足腰は悲鳴をあげていました。

歩くときに能のような動きになっていると

妻から言われました。

普段のジョギング等の運動では使わない

筋肉で、体幹の斜めの動きに対する部分が

鍛えられた気がします。

次回は、そろそろ本体の取り替え

かもしれません。

元気シニア

 

 - 日常生活 体験, 日曜大工