浮かぶターンテーブル/斬新なレコードプレーヤMAG-LEV Audio/気になるガジェット
2016/12/31
デザインか、音質か、両方か?
はじめに
アナログレコード好きの、元気シニアも
びっくりしました。
これが室内にあったら、デザイン的にも
不思議な世界を感じるでしょう。
まるで無重力の世界にいるような。
音質も振動が伝わらないので、きっと良いはず。
Indiegogoのサイトで紹介されている
MAG-LEV Audioは、どんな仕組みで
どんな機能が組み込まれているのでしょうか。
デザインコンセプト
空中に浮遊して回転するターンテーブル
MAG-LEV Audioはターンテーブルが
磁気の力で空中に浮遊して
レコード盤を乗せて回転します。
基本はそれだけのコンセプトです。
映像を見てください。
(出典)Indiegogoのサイトから
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これは、単にデザイン的な効果だけでなく、
浮遊させることで音質の改善効果を狙っています。
音質の改善はなぜ可能か
アナログレコードが好きな人は多いと思います。
私、元気シニアも、アナログレコードの音が好きです。
高音が伸びていてなおかつ柔らかい音がします。
CDの音は固いです。
この理由の一つは、CDにデジタル化する際に
20kHz以上の高音領域はフィルターで切るのですが
アナログレコードでは、その領域が伸びているから。
ただし、レコードはレコード盤に掘られた溝を
機械的に再生するため、その過程で
様々な雑音が混入します。
私は、アナログレコードを再生するため
ベルトドライブのプレイヤーを使っていました。
ベルトドライブがいいのは、モーターの振動が
吸収されるからです。
同じ値段であれば、モーターの
ダイレクトドライブよりいい音がします。
磁気で浮遊するMAG-LEV Audioは、
駆動するモーターとの接触がないので
モーターという雑音源からは物理的には
切り離されます。
さらに、床面や建物の振動という
抑え難い雑音もかなり低減できます。
音響信号のピックアップ部分
音質を語る際に重要な、トーンアームや
カートリッジですが、定評のある部品を
使ってます。
トーンアームは、Pro-Ject 8.6を用いています。
カートリッジは、このアームに合う、
Ortofon OM 5E
を用いています。
ユニークな機能:
支柱
空中に浮遊するのは、磁気なので、
電源がオンになっている時だけです。
電源オフの際には、支柱で浮かせるように
なっています。
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UPS(無停電電源)
このプレーヤーを使っている時に急に停電になった際に
浮遊しているターンテーブルが落下しないようにする
工夫が入っています。
支柱がターンテーブルを自動的に支えるまで、
しばらく電気を保持する仕組みが入っています。
その他
重さは8.8Kgとかなり重いですが、この重さが
いい音の源でもあります。
値段と注文方法
Kickstarterや、Indiegogoで予約を受け付けています。
Indiegogoでは予定の184%の人気となっています。
気になる値段は、約1,000ドル(USD)ですから、
12万円弱となります。(2016.12月時点)
出荷時期は2017年の10月以降となっています。
不安な点
現在公開されている情報では、詳細の仕様は、
不明な部分があります。
例えば、電源は日本で使えるのかどうか、
配達は無料とあるが、日本への配達はどうか、
など。
まとめ
浮遊するレコードプレーヤーは、原理的には
音質は最高になるはずですが、果たしてどうでしょうか?
音質の性能を含めて、不明な点も多いので、
ご自分で、サイトをよく見て、必要に応じて
問い合わせをして、ご自分の責任で発注をして
いただきたいと思います。
元気シニア
<参考>
日本で普通に手に入るレコードプレーヤーも
数万円で良いものがあります。