Amazon Robotics は正解 /AIは控えめにこんな仕事をしてほしい
2016/12/29
人間は意味を理解できる仕事を、
AIはそれをサポートするように
働いて欲しい。
と言っても、現実にはまだ初歩的なこと
しか役に立っていないのが現状でしょう。
はじめに
東大を諦めた東ロボくんは正解です。
AIは意味を理解しようとする仕事には
向かないので、東大卒を必要とする
仕事には向きません。
他の人の仕事を助けるように動くのが
最も自然に社会に役立つ方法です。
現実には、非常に簡単なところに使うと
役に立つのです。
その一つの例が、Amazon Roboticsの
倉庫用ロボットで、実際にアマゾンで
導入されています。
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アマゾン物流倉庫のロボティクス
アマゾンが導入しているのは、
商品を棚ごと、賢く運ぶロボットです。
ロボット掃除機ではルンバが有名ですが
それを大きくしたような自走式の
ロボットが商品棚を運びます。
このロボットは、作業員の人間が
商品を発送するパッケージを作るのに
便利なように、賢く動き回って、
いいタイミングでその作業員の前に現れます。
重さ300kg以上ある商品棚を
秒速1.7mで動かすというので、
かなりパワーがあります。
作業員の前にあるモニターに、
発送するべき商品が表示された時に
そのタイミングで、適切な棚が
作業員の前まで来るということです。
これによって、出荷作業の効率化は
相当なものでしょう。
作業員はほとんど動かなくてもいいので
楽になり時間も短縮ということです。
アメリカのアマゾンでは、
16箇所の物流倉庫で
4万5千台が既に稼働している!
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アマゾンロボティクスの位置付け
このロボットは、ひたすら、
効率的に棚を移動させるという、
賢さを追求しています。
ロボット同士の衝突回避とか
最短経路探索などの機能も
入っているでしょう。
人間にはない、パワーもあります。
でも、意味を理解するような機能は
期待されていません。
これは役割分担で上手く行く
パターンであると思います。
まとめ
アマゾンロボティクスの活躍には
アマゾンの賢い企業買収のやり方も
見えてきます。
アメリカの物流システム開発会社であった
キバ・システムズを2012年に買収して、
その技術をもとにこのロボットを開発した
というのです。
元気シニア