元気に生きようシニアの生活ブログ

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高齢者の運転 | 危険を防ぐ具体的な方策は? | 自動車の未来を考えつつ

   

高齢者の運転する車が歩行者に突っ込み、母と

幼い子が犠牲になったニュースが!

最近、このような高齢者の事故が、ますます

増えていると思います。

はじめに

AIが発達し、自動運転が普及するのであれば、

高齢者の事故についてもかなり防げるはずですよね。

いつ、どこのレベルまで、自動運転を信頼して、命を

預けることができるのか、議論はあるでしょうが、

社会は間違いなく自動運転に向かっているようです。

世界のットプクラスの自動車メーカ、トヨタも

着実にその方向を見据えていると感じる

ニュースがロイターで配信されていました。

ニュース:

トヨタとソフトバンクがウーバーに1100億円出資!

ロイターの記事

この記事が目に留まり、社会の仕組みの中で、自動車の

運転形態どうなるのかを考えさせられました。

そんな時に、高齢者の運転によって、母親と幼い子供が

犠牲になるニュースがありました。

最近の高齢者による自動車事故、暴走などが

増えて実際に尊い命が奪われているのに、

それを防ぐ技術、システム、行政の仕組み、そして

高齢者を持つ家族の考え方など、うまく整っていない。

高齢者の運転のありかたと、今現在使える

自動運転の仕組みを、もう少しうまく、

制度的にも、技術的にも結び付けられないのか、

という疑問が湧きました。

自分の義理の父も危ない運転をしていたので、

その経験も踏まえつつ、シニア目線で考えてみます。

高齢者の事故を防ぐ対策

行政的な仕組み

75歳以上のシニアは、3年に一度の

免許証更新時に「認知機能検査」の

受診が必要です。

2017年3月12日から、検査で

「認知機能が低い」と判定されると

必ず、医師の診断が必要になりました。

医師の診断で認知症とされると

免許停止か、取消になります。

今までは、75歳以上の人は、運転免許の

更新時に認知機能検査を受けますが、

この検査で「認知機能が低い」と判定されても

信号無視や逆走のような、一定の交通違反が

なければ医師の診断は不要で、講習を受ければ

免許を更新できました。

さらに、免許の更新時でなくても、

特定の交通違反を起こした場合にも、

臨時の「認知機能検査」が義務づけられます。

対象となる交通違反は一時不停止や信号無視など

18項目あります。

「認知機能検査」で「認知機能が低い」と判定

されれば医師の診断を受けなければならず、

認知症と判定されると、免許は取り消しか

停止となります。

家族の対応方法:運転をやめるべき時/その条件を考えてみる

義理の父の場合も認知の傾向があり家族で悩みました。

自分の親が加害者にならないためには、

普段から注意をして、早期に対策を

講じた方がいいと思うようになりました。

そういう意味では、現在の道交法改正は

いいことであると思います。

75歳を過ぎたら、3年に一度は検査を

受けて、医師の診断で認知症の疑いがあれば

潔く、運転卒業というのも、一つの選択肢で

あると思います。

3年に一度の行政によるチェックポイントに

タイミング的にうまく同期できれば

自分でも納得し、家族も安心できる卒業が

できるのではないかと思います。

#自分の親などに、運転を止めるように

説得したい場合は、免許更新時期は

いいタイミングとなります。

しかし3年に一度では、少し間隔が

開きすぎて、途中で悩むことも、

あるかもしれません。

3年に一度の検査では、かなり甘い

内容もあり、実効的には効果が大きくない

という気もします。

実際に、義理の父の場合も、認知症の傾向は

あったままで、説得も聞かず、返納するまでには

何年もかかりました。

その間、危険な運転は毎日続いていたのです。

より一般的な運転卒業の条件

実際には、3年間隔の更新時期とは関係なく

自分や家族の判断で運転卒業を選択するべき

状況もあるかもしれません。

そのためには、普段から、どのような項目を

チェックをして、判断すればいいのでしょうか?

幾つかの条件を考える必要がありそうです。

基本は、高齢化による運転能力低下と、

本人の生活環境における車の必要性です。

提案:技術による助けを組み合わせる

生活環境で車が必要な高齢者はたくさんいます。

特に、地方では、便利な足としての交通手段が

確保されないので、どうしても自分で運転せざるを

得ない事情の高齢者も多くなります。

そうであれば、高齢者で運転機能が低くなった人は、免許を

更新する条件として、たとえば、自動ブレーキを装着した車に

限定すればいいのではないのか?

オートマティック限定という免許もあるくらいだから。

そうすれば認知機能の低下した高齢者が

ブレーキとアクセルをを踏み間違えても、

障害物を感知して止まってくれる。

尊い人命を失うこともなくなるのでは。

関連記事に免許返納を書きました

ぜひ、行政も自動車の進化を取り込んだ、高齢者の

運転対策を考えてほしい。

おわりに

高齢者の危険運転対策には、ぜひ自動運転に向けて

開発されている様々な安全対策を先取りして、高齢者も

便利で、かつ歩行者が犠牲にならない仕組みを導入しては

どうでしょうか?

元気シニア

 

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