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高齢の親の運転 安全に運転してもらうベストな方法 | 免許返納が良いのか

      2017/07/13

認知症が疑われる父親の車の運転を

どうやってやめさせるべきなのか、

いろいろ試行錯誤し悩んだ経験から

高齢者の車の運転を考えてみます。

自分の親に安全に運転してもらうための

ベストな方法は何か、考えます。

はじめに

義理の父が認知症が疑わしい状態になり、

車の運転をいかにやめさせるか、

苦労した経験があります。

もしも親が高齢になって、運転が危ないと

周囲が思う状態の時、どう対応すべきか、

考えてみたいと思います。

自分の親に安全に運転してもらうための

ベストな方法は何かを考えます。

高齢者の運転、現状の制度は?

道路交通法では、認知症の人は免許取消の

対象とされています。

しかし実際にはどうでしょうか。

現在、75歳以上の人は、3年に一度の

運転免許の更新時に「認知機能検査」を受けます。

検査は更新期間満了日の6カ月前から可能。

この検査は、講習の前に、記憶力や判断力を

測定する検査で、その結果に応じて、

細かな高齢者講習を実施することになります。

以前は、検査で「認知症のおそれがある」と

判定されても、信号無視や逆走のような

交通違反がなければ、医師の診断は不要で、

講習さえすれば、免許を更新できました。

法律が改正されて

2017年の3月12日以降は、

「認知機能検査」の結果、認知機能が

低下していると判定された75歳以上の

更新希望者に全て医師の診断を

義務付けるようになりました。

これは更新時のみでなく、ある一定の違反を

犯した人も、75歳以上であれば、臨時に

この「認知機能検査」を受ける必要があります。

その結果は免許更新時と同様の扱いとなります。

公安委員会が指定する専門医に行く場合

受診料金は個人にはかかりませんが、

そうでない医者にかかり診断書を提出して

もらう場合は、自費となります。

医師の診断の結果、認知症と診断された人は、

免許取消(停止処分)となります。

 

自分の親に対してどのように対応するべきか

最近、高齢ドライバーによる悲惨な事故を

ニュースで見ることが増えました。

実際に、本当に認知症の症状が出ていれば

安全のため免許はすぐに返納した方がいいわけです。

認知症の人の運転が人命を奪うという事態は

避けないといけません。

しかし実際には、判断がつかないような微妙な

場合も多く、更新時期、または、何らかの

交通違反や軽微な事故が起こるまで、

何もしないことが多いと思います。

最もありがちで、また厄介な状態は、

● 時々運転が危ない時がある様子

● 本人は「自分は大丈夫」と信じている

● 車の運転が生活スタイルの根幹である(運転しないと生活に支障が出る)

これらの状況で、自分の親が高齢になっても

なかなか運転を止めてもらうことができない人は

たくさんいるのではないでしょうか。

特に家族が一緒に住んでいる場合はまだ、

良いのですが、高齢者の親が離れて暮らす場合は、

対応がむつかしい状況となります。

具体的な対処方法

義理の父親、ならびに母親のケースで

経験したことをベースに、まとめてみます。

まず親の状態を正しく知ること

同じ家で一緒に生活している場合は、

比較的判断がつきやすいです。

まず認知の度合いが日々の生活で

把握できます。

車の運転に関しては、時々同乗して

確認することが効果的です。

信号の見落とし、一時停止の見落とし、

駐車場の車庫入れの車の曲がり具合、

これらの様子を時々同乗して観察することで

かなり信頼性のある診断がつきます。

親の状態を正しく知ることの問題は、

離れて暮らしている親の状態を、どのように

把握するかということです。

時々、自分で親の元を訪ねてチェックすること、

近くにする親戚や友人にお願いして、生活の

状況と、運転の状態をチェックしてもらう

ことがやはり必要となります。

何をチェックするべきでしょうか

認知の状態について、親の状態を見るために

以下のような項目が有効と考えられます。

生活の中で
  • 車のキーや免許証の所在を探し回ることが増えたかどうか
  • 車の汚れに無頓着になり洗車もしなくなった
運転中に
  • いつもの通い慣れた道なのに、道順が分からなくなることがある
  • 駐車スペースの白線に対してまっすぐ駐車できない
  • ウィンカーを出し忘れることが増えた
  • 車庫入れで、塀や壁に擦ることが増えた
  • 急発進、急ブレーキ、急ハンドルなど運転が荒くなったと言われる

この兆候が複数個当てはまる場合は、

そして毎年増えてきた場合には、

運転卒業の日が近いということです。

ただし、自分では運転能力の衰えがあると

気がついてくれないことが問題で、そこを

どのように分からせていくのか。

説得のやり方:どう話をするべきか

家族の親身な説得と、運転免許試験場の職員

による「公式な見解の伝授」の組み合わせが

いいと思っています。

家族の説得は、少し時間をかけて、数ヶ月から

1年くらいの期間にわたって続けることも

視野に入れて気長にやります。

その駄目押しとして、試験場の係員による

説明があると、効果があります。

説得内容

まず、認知症という言葉で短絡的に

免許返納という結論にはいかないように。

高齢者の事故などのニュースに関連して、

危険であることや、心配していることを

くり前し伝えます。

自分は大丈夫という信念で反発しますが

根気よく「自分も危ない」ことをわかって

もらうようにします。

その際、家族のため、奥さんのために、

責任感を持って運転しているという部分を

否定しないように話す必要があります。

運転してくれたという長年の貢献に感謝しつつ、

今後の危険性をみんな心配していることを

繰り返し伝えます。

同時に、運転に変わる生きがいを、一緒に

見つけてやることも、必要なことになります。

私の義父の場合は、毎朝の小学生の通学見守り

「緑のおじさん」を勧めました。

そのような説得行為を約1年にわたって行いました。

確か85歳の時に、免許更新の通知が

来ましたので、このチャンスを逃さずに、

運転免許試験場に向かわせました。

試験場で係員から、適性検査の結果から、

免許更新は難しいと諭されて、

ついに試験場で免許証を返納しました。

免許更新のタイミングに合わせて、

充分時間をかけて説得したのが奏功した

ようです。

喪失感のケア

今まで、運転が趣味であったとか、

買い物、妻や、子供、孫の送り迎え

など、車の運転で活躍していたシニアほど、

運転を卒業した際の喪失感、すなわち、

自分は役に立たなくなった感、でがっくりと

元気がなくなる、またはストレスがたまる

場合があるそうです。

自分で、何か役に立つこと、やりがいを見つける、

そのように家族の方が寄り添ってあげると

とても効果的であろうかと思います。

運転を止めさせることがベストか

少し能力が落ちてきた場合に、いきなり運転を

止めさせることは難しいし、実際それがベストな

対処方法なのか、よく考える必要があります。

イチかゼロかの判断ではなく、認知能力の衰えの

程度によって、運転の条件を付けるなど、

きめ細かな対応ができないでしょうか?

もし、親と一緒に住んでいる場合は、認知症とまでは

進んでいなくても、運転能力の低下の兆しがある、

初期の頃であれば、単に運転を止めさせるよりも、

条件をつける方が、いいのではないかと思います。

例えば、家から5km以内で、昼間のみ運転しても良いとか。

日本では、認知症と判断されると一律免許取り消しとなりますが、

オーストラリアのビクトリア州では、個人の状態を判断し、

条件付きの運転を認めているようです。

理想的には、このような個人の状態に応じた

きめ細かな対応ができるのが理想かもしれません。

まとめ

長い説得の後、運転免許を返納させた父親も

先月なくなりました。

運転を止めた後も、毎朝、小学生の通学を見守り、

かなり認知症が進むまでは、大変元気でした。

何かやることがあって頑張っていることが

どれだけ健康維持に役に立ったかと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

元気シニア

 

 

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