シニアの晩酌日記 | 梵ゴールド | 無濾過純米大吟醸 | しっかりして柔らか
2018/05/02
無濾過の日本酒の香りを楽しむのも
晩酌の一つの醍醐味ですね。
フレッシュな香り、甘みと旨みがあり
少し値段は高いけど、たまには飲みたい
そんなお酒、「梵」を紹介します。
はじめに
最初に”梵”を知ったのは、福井県出身の人から
紹介され、飲ませてもらった時です。
こんなにピュアーなお酒があるのかと
びっくりした記憶があります。
今回は、また久しぶりに、手に入りました。
晩酌で至福の味を楽しみましたので紹介します。
梵(ゴールド)とは
このお酒は、山田錦50%精米の純米大吟醸を、
生のままマイナス10度で1年間氷温熟成させ、
出荷の際に瓶で火入れをして、そのまま封じた
濾過をしていない、とてもピュアーな日本酒です。
酒蔵
福井県は、美味しい地酒のあることで有名ですが、
梵は、鯖江市の加藤吉平商店が生産しています。
この酒蔵は、創業が万延元年(1860年)ということで、
かなりの老舗で、日本で最初に大吟醸を製品化
したことでも有名です。
現在は、第11代目の吉平(きちべえ)さんが
当主となります。
火入れのお酒ではありますが、搾ったそのままの
味と香りを楽しむには、冷蔵保存をお勧めします。
全体評価
味と香り、色
キレすぎず、柔らかい香りが立ち上がり、
優しくさわやかな存在感のある味です。
生酒の場合、アルコール分が16度から17度と
強い場合がありますが、梵の場合は、15度くらいで
柔らかい味の中にも凝縮された旨味があります。、
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色は琥珀色、あえていうと黄金色でしょうか。
これは氷温熟成によるもので、酒本来の成分・
白いおりを沢山含んでいると言われています。
合う酒の肴は
晩酌のお相手は、和食はもちろん、西洋料理、肉料理でも
ともに合わせることができます。
若干の甘み、酸味、苦味がある方が、より良く合います。
個人的には、ふきのとうの味噌和えとか、シメサバ、牡蠣、
カルビ焼きが好きです。
やはり味と香りを楽しむには、よく冷やして、
少し大き目のワイングラスで飲みたいものです。
梵のデータ
参考までに、原料米は兵庫県産契約栽培山田錦を
50%精米して使います。
日本酒度:+1 酸度:1.5 アルコール:15%
使用酵母:KATO9号(加藤吉平商店の酵母)
なお、2016年のロサンゼルス国際ワイン・
スピリッツコンペティションで金賞を受賞
ということでGOLDのデザインになっている模様。
NYをはじめとする海外の都市でも人気らしいです。
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コスト・パフォーマンス
こんなに美味しくて、気になる値段ですが、
純米大吟醸 ゴールドGOLD 無濾過生貯蔵酒 720ml
ということで税込1,620円で売られています。
(送料は別)
このうまさで、この値段ですから、コスト・
パフォーマンスは”高い”と言えます。
毎日は飲めない価格ですが、時々は飲みたい、
飲むというよりは、味わいたい、お酒です。
まとめ
とても優しい味の琥珀色の液体から
爽やかな香りが鼻に抜ける。
梵は素晴らしいピュアなお酒です。
美味しいお酒が飲みたいな、と思った時に、
時々味わいたい、そんなお酒ですね。
まずこの酒を楽しむために、肴もすべてを
あらかじめ準備して、その上で、
じっくりと楽しみたいそんなお酒です。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
元気シニア
<ご注意> ここでの評価は、日常の晩酌で飲むことを前提に、あくまでも個人の味覚、感想をもとにしております。また、お酒は生ものですから、同じ作り手の同じ種類のお酒でも、その年、飲む環境、飲む季節によっても変化します。あくまでも、参考として、ご理解ください。
おまけ
梵の場合は、生酒ですがアルコール度数15%と
ちょうど良い度数でとても飲みやすいので、
一緒に楽しむ人がいるとつい飲み過ぎます。
梵から始まり他の酒に次々と移っていくのです。
若い頃は悪酔いしましたが、最近はシニアになり、
経験も深まり、悪酔いはしなくなりました。
娘の婿さんが来て一緒に飲むとなると、ちょっと
危ないので、事前に肝臓エキスやウコンの入った
サプルメントをいただきます。
おかげさまで二日酔いなしで楽しめます。