スマートEX | 良い点 | 使いにくい点 | 要注意ポイント | 関東圏に住むファミリーの視点
2018/06/20
スマートEXに加入しました。
嬉しい点もありますが、関東圏に
住む普通の家族には使いにくい点も。
はじめに
姪の結婚式が大阪であるので、日帰りで
妻と2名で大阪に行くことになりました。
今までは東海道新幹線は、金券屋で回数券を
購入し、みどりの窓口で指定席を予約する
と言うパターンで購入してました。
今回はかなり前に日程がわかっていたので、
JR東海、JR西日本で使える、スマートEXに
登録して、ネットで予約してみました。
JR東日本の”えきねっと”とは異なる
割引があったり、関東に住む人には
使い方で不便がありそうだったり、
いろいろ体験しました。
気になった要注意ポイントをまとめます。
スマートEXの特徴
年会費無料で使える東海道/山陽新幹線の
ネット予約サービスです。
スマートフォンやパソコンから登録し、
支払いのクレジットカードと自分の使う
交通系ICカードを登録すれば利用可能です。
非常に簡単に登録できました。
ICカードは使わない場合は登録は不要です。
むしろ、家族で購入する場合は、普通の
印字されたチケットの方が良い場合も、
多いと思います。なぜなら、交通系ICカードは、
カード1枚につき1人分のチケットしか
対応できないので、家族が各自、ICカードを
使って購入する必要があり、面倒です。
実際に予約/購入してみた
スマートEXに加入して、早速、
2018年7月の日曜日に大阪駅近くで
開かれる結婚式に出席するために、
新横浜から新大阪までの往復新幹線
チケットを予約して購入しました。
割引のチケットを探す
乗車日、時間帯、または列車番号を入れると
予約可能な列車とチケットが表示されます。
その中に、利用できる割引のチケットも
すべて表示されているので、クリックして
割引チケットの予約購入ができます。
予約画面の例はこんな感じです。
せっかく早めに予定が決まっているので、
チケットの割引率を気にしながら比較して
予約してみます。
スマートEXで最も割引の大きいチケットが
「EX早特21」です。
21日前までの予約で、東京〜新大阪の場合、
割引▲3,450円です。
発売時期の条件は、1ヵ月前(10:00)から
21日前(23:30)までとなています。
ただし乗車駅の制限があり、朝6時台、および
昼11時~15時台に出発する直通の「のぞみ」で
普通車指定席が対象。
人数は1名から6名なのですが、子供用の
設定は残念ながらありません。
今回の購入では、ラッキーなことに、
「EX早特21」割引対象の列車が選べ、
空席もあったので安く予約できました。
細かな条件もあるので、EX早特のページで
確かめてください。
「EX早特21」の対象となる列車でも、
席数限定があるので、早い者勝ちです。
新大阪からの帰りのチケットは、時間帯が
夜なので、割引が受けられるチケットして、
「EXのぞみファミリー早特」
が表示され、それで予約しました。
この早特は乗車日の3日前までの予約で、
のぞみの普通/グリーンに限り、
大人と子供を含め、2名以上6名まで。
家族に最適のチケットになります。
結局、スマートEXで、新横浜~新大阪区間で
2名分で行きは21,800円、帰りは24,020円で
予約購入できました。
チケットの受け取り
チケットの受け取りは乗車前に行う
必要があります。
元気シニアは横浜市内なのですが、
横浜駅にはJR東海の窓口はありません。
結局、品川駅、新横浜駅、小田原駅などの
新幹線チケット売り場に出かけないと
いけないようです。
職場が近いとか、通勤の途中にあれば
いいのですが、関東圏に住むシニア家族には
一般には少し不便かもしれません。
スマートEXの予約チケット受け取りしてみたら
元気シニアの場合、近くで用事があったので
新横浜で受け取りました。
JR東海の改札入り口付近に、発券機が
設置されています。
予約チケットの受け取りを選択して、登録した
クレジットカードを入れると、パスワードを
入力するように指示されます。
そのパスワードはスマートEXのサービスの
パスワードで4桁から8桁と指示されます。
スマートEXのサービスのパスワードは、もっと長い桁数のパスワードに設定していたので、また別のパスワードを入れるのか?とびっくりしてしまいました。
JR東海の入り口の係員の方に質問すると、
長いパスワードの場合は、最初の8桁を
入れればいいですということでした。
発券機の指示は、とても紛らわしい指示なので
迷う人が大勢いるのではないでしょうか?
パスワード入力画面も極めて使いにくいものでした。
入力画面が使いにくいので、この発券機を使うのはやめて、近くにあるJR東海トラベルの発券窓口でクレジットカードを見せて発券してもらいました。
この場合は、人が対応してくれて、面倒なパスワード入力もなく、すぐ発券できました。
スマートEXの良い点
いろいろな早特チケット
早めに予約して割引になる”早特商品”が
いろいろ準備されています。
スマートEXでの予約は非常に簡単で
わかりやすいので、様々な割引を楽しめる。
特に週末の家族旅行に使えるのが、
「EXのぞみファミリー早特」ですね。
この早特はファミリー向けで、3日前までの
予約で、土休日の「のぞみ」の普通車指定席と
グリーン車を割引で利用できます。
2名以上で6名まで利用でき、こども用の設定も
あるので、週末の家族旅行などに嬉しい。
なお、JR東日本の同じようなサービスに
『えきねっと』がありますが、スマートEX
の割引の方が、いろいろなパターンがあって、
より使いやすい気がします。
交通系ICカードで乗車可能
10種類の交通系ICカードから自分の使う
カードを選んで、登録しておくと、そのまま
改札機にタッチして乗車できます。
以下の、10種類の交通系ICカードが対象:
Kitaca、PASMO、Suica、manic、TOICA、PiTaPa、ICOCA、はやかけん、nimoca、SUGOCA
個人で出張などの際にはカードが便利です。
直前まで予約変更もできます。
不便と感じた点
切符の受け取り場所が関東では限られている
特にファミリーで予約して出かける場合、
交通系ICカードではなく、切符が便利です。
でも、関東圏に住む人にとっては、切符の
受け取り可能な駅は限られた場所しかない。
例えば横浜周辺で受け取れる駅は、新横浜、
小田原などとても限られています。
気をつけないといけない点
チケット受け取り
予約したチケットを発券機から受け取る際に、
クレジットカードを入れるとスマートEXの
サービスパスワードが要求されます。
クレジットカードの暗証番号ではありません。
乗車券は新幹線の駅から駅まで
乗車券・特急券が一体となった東海道・山陽
新幹線専用チケットなので、乗車区間はJR東海、
またはJR西日本の新幹線の駅間です。
「 東京都区内」「横浜市内」といったいわゆる
「特定都区市内制度」は適用されません。
つまり市内のJR駅からの乗車券は含まれていない。
新幹線の駅とJRの駅との間は別途乗車料金が発生。
乗車駅、降車駅によっては割高になる場合もある
ので、注意が必要です。
まとめ
スマートEXサービスは、割引のパターンが豊富で
予約もわかりやすく使い易いサービスです。
でも関東圏に住むファミリーの場合、チケットの
受け取りに不便な面があります。
また、例えば通常のチケットでは東京都区内とか
横浜市内とか、広域のJRの乗車分が含まれて
いますが、スマートEXのチケットでは、新幹線の
駅の間しか乗車券に含まれていないので要注意です。
いろいろありましたが、姪の結婚式のための
新幹線往復、割引価格で無事に移動できました。
なお、伊丹空港を使う飛行機の往復についても
比較して検討しました。
金額的には飛行機が少し安いのですが、遅延とか
いろいろなリスクも考えて、新幹線にしました。
元気シニア
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