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村上春樹 ノーベル文学賞 ボブディランを語る 小説

      2016/12/13

 

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歌手ボブディランがノーベル文学賞を受賞、

でも授賞式には先約があるので、欠席という

手紙が送られたそうです。半年以内に、

記念講演を実施しないと賞金はもらえないそうです。

実はノーベル賞候補にずっと挙がっていた

村上春樹もボブディランは意識していたようです。

はじめに

私がボブディランを最初に聴いた時は、

10代後半だったと思います。

「風に吹かれて」を聴いたと思います。

最初の印象は、”なんというしわがれ声”

”でも、言ってることが気になるな”、

という感じでした。

いわゆるダミ声で、決して美声ではなく、

でも、心にグイグイ入ってくる、

不思議な感覚を覚えた気がします。

2016年のノーベル文学賞を受賞、

もちろん、歌う声としての評価よりも、

歌詞の内容、詩人としての評価

ということですね。

確かに、シンプルな言葉の中に、

深い意味を感じ、何度聴いても飽きない。

それでいて、新たな意味を考えさせられる

気がします。

「風に吹かれて」という曲も、

シンプルな言葉がどんな意味を持つの?

いろいろ考えました。

英語はシンプルなのですが、

日本語訳にするといろいろな

バージョンがあった気がします。

一方、ノーベル賞については、春樹ファンは、

もちろんディランを祝福はするけれども、

あまり納得がいかないという人もいます。

村上春樹の小説

しかし村上春樹さんは小説の中で、

ボブ ディランを取り上げて、

彼について表現していることをご存知ですか?

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村上春樹の小説で語られたディラン

「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」

において、ボブディランが表現されています。

この小説は1985年に新潮社より出版された、

村上春樹の初めての書き下ろしの長編小説。

その中に、音楽家としてなのか、

詩人としてなのか、

村上さんはどう捉えていたのかは、

正確には不明ですが、ディランが現れています。

まず、「ハードボイルド・ワンダーランド」

の章の扉絵に、ボブディランの名前と、

その姿のようなものが描かれています。

さらに、ボブディランの声を登場人物が

語っています。

まるで小さな子供が窓に立って雨降りをじっと見つめているような声なんです。

また、この小説の物語の最後では、

ディランの曲である「激しい雨が降る」が

流れることとなります。

ディランの音楽を、かなり意識している。

これは確かですね。

この曲が作られた時代背景には、

キューバ危機があり、

核戦争が現実味を帯びていた頃でした。

ディランも、おそらくは、この世の終わりが

来るかもしれないという切迫感を持ちつつ

この曲を作ったそうです。

なお、この小説には、他にも多くの

音楽が登場します。

小説のタイトルの一部でもある

「The End of the World」

(邦題は”この世の果てまで”)は、

60年代のヒット曲です。

その歌詞の一節が引用されていたり、

アイルランド民謡のダニーボーイを

歌うシーンが出てきたりします。

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「激しい雨が降る」の歌詞

日本語訳してみました。(一番のみ)
どこへいってたの? 青い目の息子よ
どこへいってたの? かわいい我が子よ
つまずいていたんだ 霞がかった山すそで
歩きつかれていた 長い曲がりくねった道を
迷い込んでた 悲しい森に
さまよいっていた 死んだような海辺で
とても長い道をやって来た 墓場の入り口まで
そして、激しい 激しい 激しい 激しい
激しい雨が降りそうなんだ

 

「激しい雨」というのは、辛い、厳しい状況のことを意味しています。

A Hard Rain’s A-Gonna Fall : Bob Dylan

Oh, where have you been, my blue-eyed son?
And where have you been my darling young one?
I’ve stumbled on the side of twelve misty mountains
I’ve walked and I’ve crawled on six crooked highways
I’ve stepped in the middle of seven sad forests
I’ve been out in front of a dozen dead oceans
I’ve been ten thousand miles in the mouth of a graveyard
And it’s a hard, it’s a hard, it’s a hard, and it’s a hard
It’s a hard rain’s a-gonna fall.

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まとめ

ボブディランの歌、歌詞の持つ影響力を、

村上春樹も認めていたことは間違いないです。

ボブ・ディランは、授賞式欠席の手紙の中で、

”受賞は光栄であり、直接賞を受け取りたかった”

と書いていたそうです。

出席しない本当の理由は、まだ自分で受賞を

どう捉えたらいいのか、

納得できていない状態では出席できない、

ということかもしれません。

その後

2016年12月のノーベル賞授賞式では、

ボブディランは欠席であったが

パティスミスが「激しい雨が降る」

を歌いました。

パティは元々は自分の曲を歌う予定で

招待されていたのですが、急遽、ディランの

歌を歌うことにしたそうです。

途中で緊張のため、口ごもって、歌が止まり

演奏を中断したのですが、聴衆に謝り、

拍手を受けて再開して熱唱しました。

ノーベル賞授賞式で、国王夫妻の前です、

緊張もするでしょう。

映像があります。

中断の後、素晴らしい熱唱でした。

ディランの歌詞の力を感じました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

元気シニア

 

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