ANA割引「スマートシニア空割」思い立ったら旅に出たい 65歳以上のシニアに
2017/06/09
ふと思い立って旅に出るのは
時間のあるシニアの楽しみです。
アクティブなシニアには嬉しい
当日の予約でも割安な運賃ができました。
ANAが、2016年12月から導入したのが、
当日のみ予約可の「スマートシニア空割」です。
出典:ANAのサイトから抜粋
はじめに
アクティブなシニアには嬉しい
ANAの割引の飛行機運賃ができました。
今までも、当日座席が空いていれば
安い運賃で乗れるANAの「シニア空割」
JALの「当日シルバー割引」がありました。
でもこれらは、当日、空港にとりあえず行って、
空席を確認して待たないといけません。
いわゆる空席待ちに近いです。
これに対して、2016年12月から、当日に、
予約ができる「スマートシニア空割」を
ANAが始めました。
(注意)当日というのは、その日の午前0時以降からです。
なお、同時に、満12歳以上25歳以下の
マイレージ会員に適用される割引運賃
「スマートU25」も開始されました。
気楽に出かけるという、楽しい使い方が広がり
とてもいい制度です。
この記事では、それに加えていろいろ
現実的な比較もして使い方を考えてみます。
「スマートシニア空割」運賃と条件
割引運賃
運賃は、搭乗日と路線によって変わります。
当面の運賃は、一人、一区間で、以下のとおりです。
期間:
2016年12月1日、
2017年1月4日~3月2日
<8,000円から19,000円>
期間:
2016年12月2日~2017年1月3日、
2017年3月3日~3月25日
<10,000円から22,000円>
実際の運賃には、旅客施設使用料
が加算されます。
他の割引と比べた運賃
実際の運賃を他の割引と比べてみました。
(2017年1月下旬のデータです)
細かくは路線によって少し状況が違います。
羽田ー札幌/福岡など、便数が多い人気路線
特割3/特割1に比べて、スマートシニア空割は
かなりお得です。
特割3/特割1は25,000円から28,000円ですが、
スマートシニア空割/スマートU25は、当日で
16,790円/16,290円という金額になっています。
私がよく使う羽田ー帯広の場合
便数が多くない地方空港の場合
特割3と比べて、あまり安くありません。
特割3が以外と安く、
15,990〜17,790円となっています。
スマートシニア空割/スマートU25は、
当日で16,790円/16,290円という
金額になっていますので、
あまり違わないです。
路線によって、事情は異なるようです。
(参考)
特割3は3日前まで購入できる割引チケット
特割1は前日購入できる割引チケット
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スマートシニア空割運賃を使う条件
条件は、65歳以上であることと、
ANAのマイレージクラブ会員であること。
(ANAカード会員はもちろんOK)
当日に空席があって予約ができれば、
スマートシニア空割運賃で利用できます。
Webサイトから予約する場合、
1名づつ予約する必要があります。
開始当初は1名づつしか予約が
できませんでしたが、現在は、
他の運賃の予約と同じように、
複数名でも、予約できます。
(2017年6月時点で確認すみ)
ANAマイレージクラブカード会員の場合は、
生年月日の確認登録が必要で「初回の利用時」
カウンターで書類での確認が必要と書かれています。
これは、免許証とか、パスポートがあればいいと
思いますが、実際にはどうでしょうか。
ANAカード会員は既に登録されているので、
これは不要ということです。
なお、別の運賃で事前に予約したものを
「スマートシニア空割」に流用することは
できません。
プレミアムクラスを利用したい場合も、
空席があればもちろん有料で変更は可能です。
実際に使ってみた
2016年12月に実際に使ってみましたが
カウンターでの書類の提示は不要でした。
保安検査所に直接行き、E-Ticketの
2次元バーコードをかざすだけでした。
これは、私がANAカード会員であるため
不要であったためと思います。
どんなときに有効か
他の割引運賃と比べた場合どう利用すると
もっとも効果的でしょうか?
もちろん、基本は、
(1)思い立ったその日に、特割の運賃と同程度、
または更に安い金額で搭乗できること。
ですが、さらに現実的な条件で考えてみます。
私、元気シニアの場合
私の場合は、体調が不安定な義理の親の介護で
北海道(帯広)に度々行くことがあります。
大体の時期は決めていても細かい予定は近くに
ならないと決められないことが多いです。
いつもチケット予約には悩むところです。
今までは、3つのパターンでチケットを
予約購入していました。
介護割引
急な予定に対応できるように、介護割引の申し込みをして
直前でも購入できる準備をしてあります。
帯広の場合は、介護割引で片道28340円前後です。
他の割引に比べて安くはありませんが、
予定を変更したりキャンセルができます。
繁忙期で安いチケットが取りにくい場合に、
このクラスであれば席がある場合があります。
割引チケット「旅割21」
21日前までに購入する旅割21です。
かなり安いですが、予定の変更があると
対応が面倒です。
変更する場合は、いったんキャンセルして
(何日前かによってキャンセル料が必要)
新たにチケットを購入することになります。
私のように予定が変更になる可能性があると、
旅割21は安いけれど実は使いにくいですね。
割引チケット「特割3」
搭乗日になるべく近い時期に予約ができる
特割3(3日前まで予約可能)を使うことも
多いです。
旅割21に比べると少し料金は高いですが、
3日前に確定するというのは現実的です。
(路線によっては前日購入できる特割1もあります)
スマートシニア空割の位置付け
スマートシニア空割の実際の料金は
路線によっては特割3よりも安い運賃です。
最悪でも特割3とあまり変わらないです。
したがって、私の場合、スマートシニア空割は、
(2)予定のフライトが2日前/前日まで決まらない時、
特割3より安く(または最悪同じくらいの運賃で)
使えるチケットになります。
フライトの予約状況を見て、空席が当日まで
ありそうであれば、スマートシニア空割を使います。
空席がない可能性があれば、特割で買ってしまいます。
実際に、2016年の12月26日に使ってみました。
当日、午前のかなり早い時間で、北海道帯広への
チケットを購入しました。
この割引はかなり人気があるようで、当日の
昼過ぎには、すべてのフライトが満席となっていました。
スマートシニア割引の予約開始時間は、
実際に確認しましたが、当日の午前0時以降に
予約できるようになります。
ANAの予約サイトで画面をチェックしていると
午前0時を過ぎた瞬間に「スマートシニア空割」、
「スマートU25」の運賃が表示されます。
ただし1名ごとの予約しか対応しません。
実際の予約方法
上記のページから、サービスが始まる2016年12月1日に
空席照会/予約をしてみました。
通常のANAの予約と同様に、空席照会をかけ、予約ができます。
すると「スマートシニア空割」の運賃が選べますので
これで予約、購入ができます。
この予約ページは、スマートU25にも対応しています。
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宿泊予約を行えるサイト
なお、「スマートシニア空割」を用いた宿泊予約を
行えるサイトも準備できているようです。
出典:ANAの宿泊予約ページへのバナー(ANAトラベルニュース)
これは、スマートシニア空割と同じような
若者用の割引「スマートU25」も対象の宿泊サイトです。
ふらっと旅に出る飛行機を予約すると、
当日の宿もこれで一緒に予約可能です。
まとめ
ふと思い立って、旅に出るのは、
シニアも若者も、旅の醍醐味でもあります。
楽しいいことばかりではなく、いろいろな事情で
急にフライトを予約する場合も含めて、
「スマートシニア空割」は役に立ちます。
きっと、ANAに対抗して、JALも同じような
サービスを始めるのではないかと
期待しています。
ぜひ始めて欲しいです。
元気シニアでした。
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