シニアの晩酌日記 | 紀土 | 酒-1グランプリ優勝の実力
2017/06/07
第3回、酒−1グランプリ優勝の酒蔵です。
The winner of #3 Sake-1 Grand Prize !
純米吟醸と純米大吟醸を飲み比べてみました。
はじめに
いつもお酒を買っている、駅ビルの中の
小さなお酒屋さんで、少し変わった
ラベルを見つけました。
紀土(キッド)と読むらしいです。
お酒のグランプリで優勝というラベルも
小さく貼ってあり、試しに飲んでみました。
最初に、720mlの純米吟醸と、さらに
720mlの純米大吟醸を飲みました。
紀土
和歌山県の平和酒造が造っている日本酒で、
純米酒、純米吟醸、純米大吟醸の他に、
季節限定のお酒も造っています。
直接の通信販売はやっていないので、
小売のお酒屋さんで見つけるか
楽天などに出品する酒屋さんから
購入するしかありません。
衛生管理を徹底しており、一般の人の
蔵の見学会や試飲会は行っていないそうです。
ホームページを見ても、シンプルで、
あまり宣伝らしきことがなく、真面目に
酒造りをしている感じです。
蔵は和歌山でも、山の麓の盆地にあり、
朝夕の冷え込みが厳しい場所、
地下水も豊富であり、酒造に適した
場所になります。
ホームページはこちら
酒ー1グランプリとは
毎年4月に松尾大社で行われるイベントで、
利き酒によるグランプリ。
松尾大社は大宝元年(701)に建立された社で
酒づくりの神様として有名です。
紀土は、2016年に開催された第3回の
酒-1グランプリイベントにおいて
見事、グランプリを獲得したそうです。
ちなみに、参加蔵元は40蔵でした。
- グランプリ【和歌山】紀土 平和酒造株式会社
- 第2位【京都】五紋神蔵 松井酒造株式会社
- 第3位【京都】月の桂 株式会社増田德兵衞商店
- 第4位【福島】山の井 会津酒造株式会社
- 第5位【福島】天明 曙酒造合資会社
-
参加蔵元は40蔵
総合評価
味と香り、色
吟醸と大吟醸、どちらも、
控えめな甘さ、
わずかな苦味、
清涼感のある鼻に抜ける香り、
かすかな柑橘系の香り
お米の味、
穏やかなキレ味
を感じます。
大吟醸の方がより、キレが強く感じられ、
香りも高く上がる気がします。
どちらも、柔らかい口当たりで、吟醸香が
口の中から鼻に抜けます。
色は薄い琥珀色で大変綺麗です。
純米大吟醸と吟醸では特に
色の違いはほぼありませんでした。
なお、
データ(純米吟醸)
紀土純米吟醸のデータです。
精米歩合は、麹米50%、掛米55%です。
米の種類は山田錦と百万石となります。
アルコール度数は15度くらいなので、
強すぎずとても飲みやすいです。
火入れしてあります。
口に含んだ時に香りがたつので、
冷やでも、ぬる燗でも美味しいです。
日本酒度は標記されてないですが、
プラス3くらいかと思います。
酵母は協会9号。
データ(純米大吟醸)
紀土純米大吟醸のデータです。
精米歩合は、50%、で山田錦のみ
使用しています。
アルコール度数は15度より少し強い感じですが、
強すぎず、適度なキレがあり、とても飲みやすいです。
日本酒度は、-4.0、酸度は1.3となります。
酵母は9号酵母を使用。
酒の肴
お米に合うおかずはなんでもOKです。
このお酒に限らないですが、いい日本酒は、
食べ物を食べた後、少し後味が残っている
時に、口に含んでいただくと、
もっとも良くお酒と食事を
楽しめると思います。
コストパフォーマンス
紀土の純米吟醸は720mlで1220円(税込)で、
素晴らしいバランスのとれたお酒です。
純米大吟醸は税込み1512円となります。
紀土の純米吟醸はコストパフォーマンスが
最高ではないかと思います。
2回も買ってしまいました。
きりっとした香りとお米の味のバランスが
最高のコスパで提供されます。
晩酌に最適な一品でしょう。
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まとめ
紀土の純米吟醸は素晴らしい
コストパフォーマンスで、
バランスのとれたお酒です。
春から初夏に楽しむ、柔らかい口当たり、
この時期の晩酌にはオススメのお酒です。
よりキリッとした味と清涼感ある香を
を好まれる方は純米大吟醸もお薦めです。
父の日のお酒のプレゼントを考えるのなら、
おそらくトップ3に入る、おすすめです。
父の日ギフトに検討する価値ありの紀土。
(おまけ)その後のコンペの結果
2017年の4月に行われた、
第4回の酒ー1グランプリは
以下のような結果ということです。
次の晩酌はこの中から、何か飲んで
楽しもうかな、と思います。
第4回の結果
- グランプリ 【京都】五紋神蔵 松井酒造株式会社
- 2位 【長野】澤の花 伴野酒造株式会社
- 3位 【京都】月の桂 株式会社増田德兵衞商店
- 4位 【山形】くどき上手 亀の井酒造株式会社
- 4位 【熊本】花の香 花の香酒造株式会社
参加蔵元総数=45
2017年6月のコンペ速報
今年開催されたSake Competition 2017
において、紀土大吟醸は、吟醸酒部門で
準優勝でした。
記事はこちら
大きなコンペで、参加したのは453蔵
総出品数 1730点の中で選ばれました。
おめでとうございます。
以上
元気シニア
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