シニアの晩酌日記 | 秋田の山本 | 肴は塩辛
2018/03/16
秋田の純米吟醸酒、「山本」、黒い瓶が
特徴的なピュアブラック、味も素晴らしいです。
はじめに
若い頃に仙台の小料理屋でいただいた日本酒、
お米の味が柔らかく喉に当たる感じがあり、
人生最高のお酒に巡り合った記憶があります。
その頃は若くて、銘柄にあまりこだわりもなく
その銘柄の名前はすでに忘れたのですが、
確か秋田のお酒ということでした。
（思い出しました、高清水でした）
それ以来、秋田のお酒には、敬意を持って
いただくようになりました。
最近は雪の茅舎が有名になっています。
今回、晩酌で頂いたのは、「山本」
ピュアブラック純米吟醸です。
やはり素晴らしいお酒でした。
山本 ピュアブラック（純米吟醸）
このお酒は、秋田の白瀑（しらたき）山本合名会社が造ります。
場所は秋田県山本郡八峰町になります。
この蔵では平成17年に杜氏制を廃止し、蔵元の山本さんが
自ら酒造りを始めましたが、その時に立ち上げたのが
酒蔵のセカンドブランド「山本」です。
主力の純米吟醸に関しては精米から搾りまでの
一連の工程を自らの手で行うというコンセプトで
酒造りを開始しました。
最近は生産量が増加し、難しくなっているらしいですが。
蔵元の山本さん、曰く、このお酒のコンセプトは、
「香りを抑えめにして、柑橘系のジューシーな酸味
そして日本刀のような鋭いキレ味」ということです。
山本 ピュアブラックの味
晩酌で、山本ピュアブラックをいただきました。
まず口に含むと、お酒のキレが先に感じられ、
少し遅れて（１秒くらい経過して）甘みが感じられます。
甘みは果実味のようでもあり、米の甘みでもあるようで、
とにかく清々しいフレッシュな風味を感じます。
アルコール度数が15度くらいなので、本当にすっきりと
キレと甘みを楽しむことができます。
食前酒としても、食中酒としても、どちらもいただけます。
当ての肴としては、あまり塩味のきつくないイカの塩辛が
私にとっては最適でした。
山本のデータ
銘柄名: 山本 ﾠ潤黒 -Pure Black Yamamoto-
醸造元 山本合名会社
特定名称 純米吟醸
原材料：米、米麹（ともに秋田県産）
原料米：秋田酒こまち
精米歩合：麹米50%、掛米55%
アルコール度数：15度
まとめ
４０年も前の若い頃の記憶に残る、米の味のする
秋田のお酒の味に近い、旨みとキレがいいお酒を
すっきりと楽しんだ晩酌でした。
火入れしてあり通年で手に入るので、今後も楽しめるでしょう。
ただしやはりキレのあるフレッシュ感を楽しみたければ、
製造から１ヶ月以内のものを手に入れたいものです。
元気シニア